その体験・質問から得られる学びは何ですか?
講座構成の第6ステップは、新しい学びの要素を提示するです。
これの前のステップで、体験し、それに対して質問をしています。
その質問の答えはグループ、もしくは全体で伝え合うということをすると参加型セミナーにすることができます。
答えはその人の中にある。
確かにそうなのですが、答え合ったまま次に進めると、
参加者にはある種の不安が残ります。
「これが正解でいいのかな?」
答えの1つとして、講師の答えを伝えてあげましょう。
正解としてではなく、答えの1つとして。
それが参加者にとって新しい視点となることもあれば、
自分の答えと同じということで安心する方もいるかもしれません。
シンプルに一言で自分の答えを伝えてみる。
解説が必要であれば、その後に添える。
シンプルさは明確さです。
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その質問のあなたの答えは何ですか?
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問いかけは正解のない質問をすることになります。
正解のある質問はクイズになり、
講師が正解があると思い込んでする質問は誘導尋問になります。
答えは全て正解。
答えが出なかったとしても、それが答えです。
クイズならゲーム形式で楽しめればいいのですが、
試されている感が生まれると、不安感を与えかねません。
(あえて不安をあおるという手法もあることはありますが)
参加者自身が出した答えに納得した上で、
周りの人の答えを聞くことで「そうか~」となった上で、
講師の答えに「なるほど!そういう視点もあるか。確かに!」
という流れはいかがでしょうか?