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…《今日のお題》—---━━━━■□
内部統制
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粉飾決算。
銀行から融資を引き出すためや、
株価を高く維持したいなどの理由で、
売上やコストを偽装されることがあります。
もちろん法的な責任が問われる偽装であり、
許されることではありません。
違法行為から小さなミスまで、
間違った財務会計が行われないように、
企業自らが監査の体制を整備する必要があります。
企業の健全な運営を実現する手法の一つとして、
「内部統制」があります。
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内部統制には、業務活動を支援するための
4つの目的があります。
■業務の有効性及び効率性
目標の達成度や時間・人材などが合理的に
使えているかを測定、評価する体制を整える。
■財務報告の信頼性
財務報告に虚偽の記載が生じないように、
体制を整えて信頼性を確保します。
■事業活動にかかわる法令等の遵守
法令や基準、規範などを遵守する体制を整えます。
■資産の保全
資産の取得や使用、処分を正当な手続きの元で行う
体制を整えます。
内部統制は、以上の目的を達成するために、
合理的な保証を提供することを意図して
組織全体として遂行される1つのプロセスです。
┌──────────────────
│内部統制とは、
│経営者が組織目的の達成について
│合理的な保証を得るための
│マネジメントプロセスです。
└──────────────────
内部統制には6つの基本要素があります。
■統制環境
組織の風土を整える
■リスクの評価と対応
目標達成を阻むリスクへの対応
■統制活動
内部統制を業務活動に取り入れるための方針
■情報と伝達
組織内のすべての者が必要な情報を正確に取得
■モニタリング
内部統制が正しく機能しているかどうかを評価
・日常的モニタリング…通常の業務に組み込み継続的に行う
・独立的評価…役職者などが定期的に行う
・内部通報制度…不正を知ったものが窓口に直接通報
■ITへの対応
情報システムを導入し、業務の有効性と効率性を高める
これらは内部統制における世界標準として活用されている
「COSOフレームワーク」に基づいています。
┏◇◆今日の問題◆◇━━━━━━━━━
┃
┃内部統制に関する記述として、適切なもの
┃はどれか。
┃
┃
┃ア.内部監査人は、経営者による内部統制の
┃ 整備や運用に対して監督責任を持つ。
┃
┃イ.内部統制に関するリスクは、発生頻度、
┃ でなく発生した場合の財務情報への影響
┃ 度で評価する。
┃
┃ウ.内部統制の評価方法として、業務実施部
┃ 門がチェックリストで自らの業務ルール
┃ どおりに行われているかを評価する独立
┃ 的モニタリングがある。
┃
┃エ.内部統制は、経営者が組織目的の達成に
┃ ついて合理的な保証を得るためのマネジ
┃ メントプロセスである。
┃
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