東京から帯広へ帰ってきました。
飛行機の中から畑を見ると、
「帰ってきた!」という感じがします。
上から見ていると、
この余裕をもった土地の使いかたが
なんともゆったり感を誘います。
隙間だらけです。
建物でびっしりではありません。
人には空白を埋めたくなるという心理があるので、
「あそこにも苗を植えたいな」
「あの建物をずらしてキレイに並べたいな」
なんてボーッと眺めながら考えてしまいます。
そういえば講師のトークにも
全く隙間が無いような
マシンガントークの人もいれば、
芸術的に間を操る人もいます。
間を使われると、
自然とその空白を埋めたくなるので、
ついついトークに引き込まれます。
質問をするのと同じくらい、
間を使うと相手の思考と好奇心を
誘うことができます。
「3つめが最も大切なことです。それは…これです。」
「今日はゲストをお招きしています。紹介しますね。今日のゲストは…◯◯さんです!」
「この時間に参加されたみなさんには、ある1つの共通点があります。それは……。」
埋めたくなりませんか?
戦略的なマシンガントークもあります。
しかし、もし緊張や自信のなさから
それこそ空白を埋めたくてしかたなくて
マシンガントークをしているなら、
一呼吸おいた方がいいです。
ゆったり、
ゆっくり。
講演をしているとよく聞かれることがあります。
「静かにして前を向いて!」って言わないのに、
どうして参加者は静かになるのですか?
やっぱり間を使うわけです。
話している途中でいきなり
6秒くらい間をつくってみると、
参加者からの視線をあつめることもできます。
ぜひ空白を楽しんでみてくださいね!
落語あたりで研究してみるのもオススメです。
【今日の質問】
間を楽しんでいますか?